boruneo24.html
![]() |
||||
| Tシャツ文化が定着 ボルネオとて町での服装は、日本とまったく変わらない。勤め人は開襟シャツか背広。女性は大柄の色鮮やかな布地を好むので、むしろ日本より垢抜けしている感もある。イスラム教の婦人は薄地のゆったりしたマレー服を着る。ズボンと長い上着が対になっている。 では、いなかや奥地はどうだろう。今や、老若男女を問わずTシャツが圧倒的に多い。男性は長ズボンか半ズボン、半袖シャツも人気がある。女性は日焼けを嫌ってか、長いスカートに長袖シャツを着けているが、中には上半身ブラジャーひとつで農作業をしている人もある。ブラジャーとは下着だと決め込んでいる我々にはドキッとさせられることも多いが、これも新しい洋式文化なのだろう。 私たちが本や雑誌で見るダヤク諸族は、決まって裸、手足に入れ墨をほどこし、蛮刀と槍を持っている。あるいは、鳥や花をあしらった文様の鮮やかな衣装をまとっている。しかし、普段、そういう人たちを見ることは絶対にない。裸の写真は昔を再現させたものだし、たくさんの刺繍をこらした衣装は、儀式や特別の日にだけまとう正装なのである。本の写真などに一言説明を加えて欲しいものだ。 約40年前、重機をたずさえて日本人としては初めてカリマンタンの伐採に入った知人によると、当時、男は褌ひとつに蛮刀のみ。女は腰巻だけで、上は何もまとっていなかった。そして、噛みタバコで口を真赤にしていたそうだ。 腰巻には木綿、マニラ麻、パイナップルの繊維、僅かながら絹が使われている。あらかじめ染めておいた糸を織る方法は、幾つかの部族にあるようだが、ボルネオでは伝統的なロウケツ染めを見たことがない。あるいは、私の知識不足なのかも知れないのだが・・・。 15世紀の沖縄と共通の風習 |
||||
| 第24話 服装 | ||||



