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| 安間 繁樹 | ||||||||||||
| 9話 「土屋くん」って差別的な呼び方? 本題から逸れた1話 | ||||||||||||
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「土屋くん」。最初にお断りしたが、土屋實幸さんのことを、僕はそう呼ばせてもらう。ずっと、そう呼んできたし、一番身近に感ぜられる呼びかけなのだ。ところが、ご存じだろうか、今、「くん」呼びは目上の人や女性には使えないからとかで、小学校ではなるべく使わせないように指導している。男も女も年齢の上下に関係なく、「さん」で呼ばなければいけないらしい。どこがそんなお達しを出したのだろう。
似たようなことがある。沖縄の離島では、村の最小単位を「部落」と呼ぶ。「部落会」、「部落会長」など普通の呼び方だ。ところが、これを本にする際、出版社から必ずクレームがつく。差別用語だと。 苦い経験もある。僕の書いた本に、そう言った単語が一つ含まれていたが、最終チェックでは誰も気づかなかった。ところが発売直前に見つかり、刷り上がった3000部が焼却処分になってしまった。編集部が見過ごしたということで、僕が経費負担する必要はなかったが、それが影響してか、まずまずの評判だったのに増刷はなかった。 インドネシアで暮らした時にも似たようなことがあった。「女中です」と紹介したら、「大変な差別用語ですよ。メイドさんと言ってください」と、日本人の訪問客に諭された。僕は、絶対的な差別用語はないし、それは時代によって変化するとも思っている。使う本人の意識次第だと考えているのだが、ここで差別用語を云々するつもりはない。要は、土屋實幸さんは僕にとって「土屋くん」であり、連載の中でも「土屋くん」であるのだ。 なーんてゴタゴタ言っているうちに,800字の原稿が埋まりそうだ。1回分、得したみたいな心持ちである。 |
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| 10話 土屋くんとの出会い。学生アパートの底力 | ||||||||||||




